あの日の悲劇
それはアローラ地方の冒険を始めて1週間ほど経った頃でした。
バトルツリー攻略もある程度落ち着いてきて、そろそろ孵化育成に本腰入れるぞ!という頃。
ヴェラ火山公園で仲間にしたブビィと共に、タマゴ5つを抱えてアローラを駆け回っていました。
「そうだ、対戦に必要なきのみがないな」
アローラ地方ではきのみはあちこちに生えている実のなる木の根元から回収します。
対戦で必要なヤチェやシュカなどのきのみを取るには、野生のポケモンのレベルが高いポニ島まで行く必要がありました。
「ブビィだけで大丈夫かな?」
一抹の不安。
こちらのブビィはまだレベルが20にも満たないベイビィポケモン。
強力な野生のポケモンと出会ってしまったら、全滅は避けられません。
しかし、草むらを避ければ大丈夫だろうと思い当時の私はポニ島まで向かいました。
「気のせいかな…?」
見つけたきのみのなる木が、一瞬、一瞬だけ、動いているように見えたのです。
しかし改めてよく見ても、きのみは動きません。
目の前には目的のきのみの山。
念の為引き返すか…?と思ったものの、ここからポケモンセンターまで戻るのは少し面倒です。
意を決してきのみを調べた、その瞬間…!
!?
あああああああ!!!!!!!
俺・ブビィ・タマゴ「「「ひいいいい!!!!」」」
120円「うわあああああ!!!!」
全 滅
アローラ初代チャンピオンが野生のマケンカニから120円を奪われたというショッキングな事件は当時アローラ地方では非常に話題となり、ニュース番組やワイドショーでも取り上げられました。
当初はチャンピオンの不注意を笑う内容が多かったのですが、次第に議論は白熱化。
ポケモンリーグそのものの必要性に疑問が投げかけられる事態にまで発展し、一時期はチャンピオン不要説まで出る始末です。
ククイ博士の必死の説得でリーグは存続したものの、チャンピオンのあだ名がしばらくの間“120円”になってしまいました。
どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。これを読んだあなた。きのみを採りに行く時は十分な準備をして向かってください。
それだけが、私の願いです。
fin…
マケンカニ、何する蟹ぞ
はいこんにちは、ざわです。
「何なの」という声が聞こえてきますが、ようするに、今回はマケンカニです。
いや、マケンカニの思い出、上のやつが全てでしょ。
マケンカニに全滅した以上のマケンカニの思い出、あるか?
対戦とか…
マケンカニ、とりあえず対戦で見かけることはない。
そして名前の割に特性が負けん気じゃない。
いかりのツボなんだよねケケンカニ。
じゃあツボンカニじゃん(?)
前回のムチュールに続いてまたいかりのツボに関係するポケモンになってしまった。
ケケンカニはハギギシリと組み合わせた構築がSMの初期に生まれてたのが印象深いポケモン。
一方でマケンカニはケケンカニと違って素早さが中途半端だからいまいちギミックに組み込みにくいんだよなあ。
S63もあるんだよねこの蟹。
ほとんどのギミックパーティは、相手より先にやりたいことを通して勝つ!というのが基本なので、素早さが極端に速いか極端に遅いかじゃないと使い辛い。
上で少し触れたハギギシリケケンカニのパーティも、ケケンカニの持ち物は黒い鉄球ですからね。
素早さ43でもかなり速く感じるぐらいなのに、63だとなあ。
そうそう、ツボといえばちょっと面白いのがあって、マケンカニって自力でもこおりのいぶきを使えるんだよね。
マケンカニ66、みたいなルールがあったら、マケンカニでマケンカニのツボを突くのが強そう。
ワイドガードやがむしゃらも出来るし、ニンフィアやガルドよりも速いから、もしかしたらトリプルにいたら何か活躍が出来たかもしれない(本当か?)
まとめ
アローラ地方のポケモンとの思い出は、基本的にアローラ地方限定の思い出になるのが、なんかひと夏の思い出っぽくて良いな…となる(2年強経ってるが)。
マケンカニはシナリオで使ってた人だとなかなか進化しないことで結構印象残ってる人もいるだろうなあ。
自分は特にシナリオでは使ってなかったので、そんなことになってると聞いて後から驚いた記憶。
そうそう、元ネタ?とされてる生物のヤシガニって蟹がめちゃくちゃかっこいいので興味ある方は検索などしてみると楽しいかも。
昔から甲殻類ののフォルム好きなんだよね…。ヤシガニもかっこいい。
ミ・3・ミ<では!
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