この見せ合いの並びを見て「うげぇ…」って思った人はトリプルレートに潜ってる人の可能性が高い
威張る雨とは?
2行目にして突然の説明ゾーン開始
【トリレに潜ってない人への簡単な説明】
最近は落ち着いてきましたが、ちょっと前からトリプルレートにある構築を多く見かけるようになりました。
↑上が基本で下はいば神秘に重きを置いているバージョン
※追記 多いのはニャオじゃなくてゴチル入りじゃねって総ツッコミを受けてなるほどそういやそうだって思ったので書き方修正。
この構築を簡単に説明すると雨+トリルの2段構えで
・すいすい高速猫だましで相手を確実に止められる
・ニャオクレのいたずら2枚構成で両壁を貼れる
→そんな感じのサポートをしつつトリルを貼っていば神秘でクチートが暴れる
→トリルが貼れなかったりトリルターンが終わってしまっても雨で上から殴れる
→最悪滅びの歌でぶっ殺せる
こんな感じのパーティです。流行るだけあって強いです。
で、特にニャオニクス入りの場合なんですけど、うげえ…ってなるわけです
強いから6匹を見ただけで「うげえ…」ってなるのか、というとそういうわけでもありません
いば神秘構築なわけです
いば・・・神秘・・・構築・・・
「「威張る!!」」「うわああああああああ」
もうなんかめっちゃ威張ってくるわけですねこっちに
ルールを守った上でなら勝つために何をしてもいいと僕は思ってるので威張るをこっちに撃ってくるのは全然良いんですけど、それにしたって1ターン目から2匹でこっちに威張ってこなくてもいいだろみたいな話です。こっちが神秘の守りしてるにも関わらず威張る押してくる人とかもいます
そこまで極端じゃないにしてもこの構築と戦うと詰めの部分で「威張るで自傷するかどうかで試合が決まる」みたいになることが起きうるので、勝つにしろ負けるにしろ精神的な問題で見せ合い画面であの6匹が並ぶと「うげぇ…」ってなるわけです。
僕はこれを威張る雨構築と呼んでいます(自分しか呼んでない)
~説明終わり~
パーティ
同じじゃねえか!!!
ってみんな言うと思うんですけど、ちょ、ちょっと待ってください、ちゃんと理由がありますあり増田です
パーティ説明
一言で表すと「偽装」です。
「威張る雨」の偽装ですがこの構築は威張りません。なので構築名は「威張らない雨」です。
することをそのまま名前にするなら「太鼓暗示重力雨トリパ」とかになりますね。なんだこれ。
シングルバトルとかだと偽装構築はそんなに珍しくもないんですがトリプルではあまり見かけません。
というか、有名な構築の細かい変更程度なら誰もがやっているからわざわざ偽装なんて呼ばないし、6匹全選出の関係で選出時に偽装をしかける意味もあまりないです。
ですが、これの元となった威張る雨構築はどういうわけかみんな全く同じ構成でみんな同じように威張ってくるうえ、見せ合い画面で相手に強烈な「威張るが来るぞ・・・」という意識を与えることが出来るので偽装構築を組むにはちょうどいいかなと思ったわけです。
~すること~
初手はこう並べます
まずルンパッパは猫騙し。相手の猫騙しを止めます。
その後相手はまあなんか適当に動いてくるのでルンパッパは脱出します。
クレッフィかクチートを出したらニョロトノで腹太鼓をしましょう
トリックルームを貼ったらさあ次のターン。
脱出でクレッフィが出ていたらさっそく自己暗示。A6段階上昇クレッフィを誕生させましょう。この状態のクレッフィはメガガルーラぐらいの耐久の相手を一撃でじゃれ殺せる火力。
ニョロトノクレッフィニャオニクスの並びなのに殺意ムンムンな楽しい時間を過ごせます。
相手が威張る対策の神秘の守りとかしてる隙に相手を殲滅しましょう!
個別
ニョロトノ
ニョロトノ | 特性 | あめふらし | |
性格 | 勇敢 | 持ち物 | オボンの実 |
レベル | 50 | 滝登り | 地震 |
性別 | ♀ | 腹太鼓 | 守る |
努力値 H偶数調整ぶっぱAぶっぱ
滅び(物理)の担い手。NNをレモンジーナにしてからレモンジーナがニョロトノカラーにしか見えない。
自己暗示要員っぽいやつがいるパーティだとニョロトノの腹太鼓はバレることもあるのだがこの6匹の並びから太鼓をしてくるとは読めない(と思いたい)のでかなり強かった。
太鼓滝登りで等倍はみんな確1。ブロスターぐらいなら半減でもバイバイできる。
サブウエポンは泥棒と瓦割りを使ってみたがしっくりこなかったので地震を採用した。
まさかニョロトノでグラエス(グラビティアースクエイク)をすることになるとは思わなかったが、にらみつけるを合わせることでメガカメックスクラスの耐久なら一撃で倒せるので十分な火力だったと思う。
耐久はニンフィアのメガネハイボを食らっても太鼓が出来るのでまあHぶっぱだけで良いかなと。
ルンパッパ
ルンパッパ | 特性 | すいすい | |
性格 | 控えめ | 持ち物 | 脱出ボタン |
レベル | 50 | ハイドロポンプ | 冷凍ビーム |
性別 | ♂ | ギガドレイン | 猫だまし |
すいすい時最速スカーフランド抜き
速い猫だまし要員。
すいすい脱出ルンパは脱出ねこだましシリーズの中でもヘイトを集めやすくそこそこの耐久があるため非常に使い易かった。使い方としてはスカーフドーブルに近い。
そういやこいつもレモンジーナカラーだな・・・。
キングドラ
キングドラ | 特性 | すいすい | |
性格 | 控えめ | 持ち物 | 命の珠 |
レベル | 50 | ハイドロポンプ | 濁流 |
性別 | ♂ | 竜の波動 | 守る |
CS振り
雨時のエース。まあ普通にテンプレ?
偶然にもHP実数値が149になっているので珠ダメがちょっと低い。
重力ドロポン・濁流の強さは言わずもがな。
特に言うこともないので銀バージョンのキングドラの画像置いておきますね
ニャオニクス
ニャオニクス | 特性 | いたずら心 | |
性格 | 図太い | 持ち物 | 気合の襷 |
レベル | 50 | 重力 | 雨乞い |
性別 | ♂ | トリックルーム | にらみつける |
HBぶっぱ
威張らない謙虚な猫。
最初の頃はトリル瞑想サイキネ守るなんて構成にしていたのだがあまりにも弱かったので「腐らないニャオニクス」を考えまくって生まれたのがこの構成。
基本のトリックルーム・対天候の雨乞いを確定技とし、ほかのメンバーのサポートになる重力を採用。
そして重ねられる補助技としてにらみつけるを選択。
これは神秘の枠を割かずとも味方の火力サポートが出来るうえ、相手に何度も使えるのでニャオニクスが(やや)腐りにくい。
持ち物の気合の襷はガルドワンパンを防ぐため。どうせ他に持たせるものもない。
「トリル構成」かつ「攻撃技なし」かつ「気合の襷持ち」ってどこにステータス振ればいいんだ…ってわかんなくなったので適当なニャオニクス(前職はチャモシャモシャーモの一員だった)を引っ張ってきたら図太いHB振りであった。
トリル下のムーブ択を考えるなら25レベ最遅とかでも良い気がする。
クチート
クチート | 特性 | 威嚇→力持ち | |
性格 | 勇敢 | 持ち物 | クチートナイト |
レベル | 50 | じゃれつく | ふいうち |
性別 | ♀ | いわなだれ | 守る |
HA振り
トリル下エース。元々は自己暗示を入れていたのだが、技スペの問題(不意打ちと雪崩どっちを切るか)を考えていたときに、自己暗示を抜けばいいじゃんと気付いてしまったのでこの形になった。
にらみつけるで火力補佐は十分。
トリルをしない展開でも不意打ちで普通に相手を縛れる偉い子。
重力じゃれつくの命中安定っぷりがとても安心できる。
クレッフィ
クレッフィ | 特性 | いたずらごころ | |
性格 | 生意気 | 持ち物 | たべのこし |
レベル | 50 | じゃれつく | 自己暗示 |
性別 | ♀ | 神秘の守り | 守る |
A6段階上昇じゃれつくでメガガルーラ確定1発調整(努力値A52) 残り耐久
威張るなんて甘っちょろい事をせずに直接相手をぶん殴るクレッフィ。ちなみにアイアンヘッドは覚えません。
クレッフィの攻撃種族値はA80となんとあのワンリキーと同程度という高さを誇る。
A6段階上昇を自己暗示出来ればほとんどのポケモンをワンパン出来るよう。
技はじゃれつく暗示守るが確定で相手のバレル・ダクホ・威張る対策に神秘の守りをしこんだ。
クレッフィが相手をばったばったとなぎ倒していく姿は頼もしいの一言。
クレッフィの攻撃モーションはこれまで後ろに飛んでいくやつ(イカサマ)しか見たことないのでまっすぐ相手に向かっていくクレッフィはなんだか新鮮であった。
ニックネームを「イルバー」にすることで威張る警戒をさせられる(セコい)
雑感・戦績
戦績は6割ぐらいと非常に微妙なものになってしまった。
元々強い並びに意表を突ける形の偽装を仕込んだのでかなり強い構築が出来たと思っていただけにかなりがっくりきてしまった。
偽装、という意味ではかなりうまくいったはずだった。
実際相手に神秘を貼られるシーンは多くあって、みんなの威張るへのトラウマをひしひしと感じた。うん。
で、威張る雨対策って、神秘だけじゃないんですよね。
横取りでこっちの神秘を奪うのも対策として成り立つわけですよね。
だっていば神秘をするにはまず神秘張らないといけないし。
それを奪えば自分で神秘する手間も省けるし。
うん
腹太鼓が横取りされる事件が5試合連続で発生しその全てに敗北しました
試合1
相手のファイアローの横取り!ニョロトノの腹太鼓を横取りした!バインバインバイン♪
試合2
相手のファイアローの横取り!ニョロトノの腹太鼓を横取りした!バインバインバイン♪
試合3
相手のファイアローの横取り!ニョロトノの腹太鼓を横取りした!バインバインバイン♪
試合4
相手のピッピの横取り!ニョロトノの腹太鼓を横取りした!バインバインバイン♪
次のターン
相手のピッピの横取り!ニョロトノの腹太鼓を横取りした!バインバインバイン♪
ピッピ残り体力1
試合5
相手のニャオニクスの横取り!メガクチートの岩雪崩!急所に当たった!ニョロトノの腹太鼓を横取りした!
A0段階上昇ニャオニクス爆誕
(最後はなんか違ったわ)
横取りという技がどれだけトリプルバトルに溢れているのか、というのを示すとてもわかりやすい例として後世まで語り継いでいける気がしますね。
何が言いたいのかと言うと、「戦術を変えて偽装してみても同じ方法で対策出来てしまうんだったら意味ないじゃん」という話です。
どうにか立ち回りで回避出来ないか試行錯誤しては見たものの太鼓を初手に押してアドっていかないと辛いパーティなのでどうにも出来なかった。そのため解体することに。うーん悲しい。
ニョロトノで太鼓するのはかなり楽しかったので後々の参考にしていこうとは思う。
もし威張る雨パを使っている人でこのパーティに興味を持ってくれる人がいたらぜひニョロトノとクレッフィだけ育成して威張らない雨パを使ってみて欲しい。相手がどんどんムキムキになって楽しいですよクレッフィで相手を殴り倒すの楽しいですよ。
ざわでした
耳 耳
◍◕ ౪ ◕◍)<それではごきげんよう