トレーナーとポケモンが一体となって放つゼンリョクの攻撃「Z技」
したかったこと
怒りのツボを突く時に突かれる側が相手の攻撃を食らってしまうのが辛いなあ。
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相手の攻撃を守りつつ、味方の攻撃だけ守るを貫通させて急所に当てることが出来たらなあ!
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Z技を守ってる味方に撃てばいいのでは!?
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ドヒドイデの岩Zが威力低くて特性で確定急所だしうちおとすが普通に地震と相性良い!来た!
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構築案完成
理想的な流れ
初手はこの二匹。
ドヒドイデ:トーチカ
ワルビアル:ぶんまわす
これで相手を攻撃しつつワルビアルを毒状態する。
相手はおそらく新ポケモンのドヒドイデを警戒するのでこのターンは安全に毒状態になることが出来る。
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次のターンは
ドヒドイデ:ワールズエンドフォール
ワルビアル:まもる
これでワルビアルは相手の攻撃を守りつつドヒドイデの岩Zだけを貫通させる。
ドヒドイデの特性【ひとでなし】は毒状態の敵への攻撃を確定急所にするものなので、Z技であってもちゃんと急所に当ててくれる。
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後はツボを発動させA6段階上昇となったワルビアルでワールズをエンドさせる。
地震をワイガで守っても良いけどまあ普通に地震でドヒドイデを処理してしまった方が良い。
カプレヒレの癒しの波動で回復したり
ドーブルの猫騙しでサポートしたりする。
これでゲームセットだ。
現実的な流れ
ドーブルのこの指/ねこだまし/キノコの胞子でサポートをしながらイーブイZ、すなわちナインエボルブーストを発動させる。
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40秒間待つ。長いので、この間に水を飲んだりする。
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ABCDS2段階上昇イーブイが爆誕。そしてドーブルは倒れてレヒレを召喚。
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→イーブイがバトンタッチ。ワルビアルにバトンをすることでABCDS2段階上昇ワルビアルを降臨させる。
すかさずレヒレは自己暗示。ABCDS2段階上昇カプ・レヒレを君臨させる。
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地震はそこまで火力が出ないけど、新技【つけあがる】の威力が220もあるのでとりあえず1体ずつワンパンしていく。
ゲームセット。また勝利してしまった。
パーティ
種族値の低さの深刻化
個別解説
ドヒドイデ
ドヒドイデ | 特性 | ひとでなし | |
性格 | ずぶとい | 持ち物 | イワZ |
レベル | 50 | うちおとす | ワイドガード |
性別 | ♂ | トーチカ | ヘドロウェーブ |
種族値 50-63-152-53-142-35
努力値 H252 B180 D76
調整:カプコケコのエレキフィールド意地ワイルドボルト耐え
水毒タイプのダイノーズって感じのポケモン、ドヒドイデ。
することは上記の通り。
うちおとすZの威力は100。ワルビアルに撃つと急所で大体20弱ぐらいのダメージが入る。
うちおとすの効果でテッカグヤを堕天させたり、ヘドロウェーブでエルフーン・カプブルルを攻撃したりとものすごく地味な働きをしていた。
耐久が高すぎて相手の腹太鼓カビゴンの地震を耐えてしまい、敗北につながるという悲しい事件も起きたりした。
一応ワイドガードZ(Bが一段階上がる)が使えない事もないぞ。
ワルビアル
ワルビアル | 特性 | いかりのつぼ | |
性格 | ようき | 持ち物 | たべのこし |
レベル | 50 | じしん | ぶんまわす |
性別 | ♀ | つけあがる | まもる |
努力値 A252 S252
味方のゼンリョクを受け止める懐の広いポケモン。
新技ぶんまわすは全体攻撃かつ接触攻撃という待望の技。威力も60とちゃんと低い。
そしてつけあがるは「物理悪版アシストパワー」。イーブイバトンとの相性の良さは説明不要だろう。
A6段階上昇なら地震で、ABCDS2段階上昇ならつけあがるをメインの攻撃技にして攻撃する。
流石にバトンが決まれば強かったけど、カプ系4種が全部辛い上にアローラキュウコン、ペリッパー、ドレディア、ポリ2とスタンも天候もトリパも全部こいつに強いポケモンがいるので、環境的に動かしづらかったのは事実。
A2段階上昇つけあがるは等倍なら全員倒せる。半減でもコケコぐらいなら余裕のワンパン。H振りカプブルルぐらいになると耐えられちゃうけどそれでも乱数1発。
持ち物は当初威嚇を食らってもツボで無効化出来るしとびびりだまを持たせていたが、素早さが上がった瞬間ぶんまわすターンにめっちゃ狙われて辛かったのと、毒のダメージが割とかなり痛いという本当にどうしようもない理由から食べ残しを持たせることにした。
カプコケコみたいにマジカルシャインしかフェアリータイプがないやつ相手だとワイドガードで安全に動けることは覚えておきたい。
イーブイ
イーブイ | 特性 | にげあし | |
性格 | しんちょう | 持ち物 | イーブイZ |
レベル | 50 | とっておき | てだすけ |
性別 | ♂ | つぶらなひとみ | バトンタッチ |
努力値 HD252
このパーティの要(あれ?)。たかが進化前と侮った相手を悉く殲滅していく悪魔の生物。
イーブイZであるナインエボルブーストはABCDS2段階上昇という恐ろしい性能。
しかもバトンタッチまで備えている。弱いわけがない。
そう簡単に成功するものなのか、と思うかもしれないが、猫騙しのほとんどいないこのルールにおいて、ドーブルという猫ワイガ胞子指のサポート戦士の力さえあればほぼ確実にナインエボルブーストを成功させられる、といっても過言ではない。
一匹にパワーを集中させる構築はトリプルバトルでは相手3体の猛攻から攻撃を耐えないといけなかったが、ダブルバトルでは相手がたったの2匹しかいないのだ。
単体攻撃しかしてこないなら指だけでサポート完了。
片方しかイーブイを倒せないならそちらに猫騙ししてサポート完了。
ドーブルより遅いのであればキノコの胞子で -完-
格闘タイプがほとんどいないのも追い風になっている気がする。
難点があるとすればナインエボルブーストの演出が長すぎることぐらいだけかな…。
試合時間10分なのになんで40秒間も劇場版イーブイフレンズを見なくてはならないのだ!?
特性の欄は見なかったことにしてほしい。とっておき一回も撃たなかったからセーフ。
カプ・レヒレ
カプ・レヒレ | 特性 | ミストメイカー | |
性格 | おだやか | 持ち物 | バンジの実 |
レベル | 50 | ムーンフォース | だくりゅう |
性別 | ー | いやしのはどう | じこあんじ |
種族値 70-75-115-95-130-85
努力値 H236 B124 D148
調整:陽気カプコケコ珠ワイルドボルト耐え(on the ミストフィールド)
癒しの波動兼自己暗示要員。
当初はキュワワーだったが自己暗示要員としての安定感を考えこちらに変更した。
元々耐久が高い上にABCDSを2段階上昇させることでちょうどバンジの実の発動圏内でダメージが止まることが多くあった。
ミストフィールドを発生させてワルビアルの毒状態を治せれば良かったのだけどミストフィールドは状態異常にならないだけで回復させる効果はなかったのであった。
ドーブル
ドーブル | 特性 | マイペース | |
性格 | ようき | 持ち物 | きあいのタスキ |
レベル | 50 | ねこだまし | キノコのほうし |
性別 | ♀ | このゆびとまれ | ワイドガード |
努力値 H252 S252
見慣れた影。ダクホ没収とはいえキノコの胞子があるからぶっちゃけ関係なかったポケモン。
トリプルよりも大事に扱わないといけない場面は流石に多かったけど、今の猫騙し役のほとんどいない環境はドーブルにとって非常に動きやすいのは間違いなさそう。
エレキフィールドだと胞子が撃てないことは忘れがちなので気をつけて行きたい。
7世代でもよろしく頼むぞドーブル。
ヤレユータン
ヤレユータン | 特性 | テレパシー | |
性格 | ひかえめ | 持ち物 | オボンの実 |
レベル | 50 | サイコキネシス | アシストパワー |
性別 | ♀ | 10まんボルト | まもる |
種族値 90-60-80-90-110-60
努力値 H252 C252
もう一匹のバトン先として採用。アシストパワーが撃てるぞ!
バトン先としては弱点が少なくて倒されにくいのが良い点。
素早さが足りないのと全体技がないのが悪い点。
とはいえアシパで4体倒せば問題ないのであった。
戦績など
10勝10敗 レート1700開始で1700終了。
イーブイを選出した試合はかなり高い勝率な一方、ドヒドイデ選出をした試合はそれはもう無残過ぎる結果となり、まあ大体これぐらいの勝率に収束する感じになってしまった。
反省会
反省点があり過ぎてなにから始めればいいのかが全くわからないので箇条書きで書いていこうと思う。
1.素早さの調整不足
バトンタッチをするポケモン、およびそれを受けるポケモン素早さについての話。
イーブイは無振りでS実数値75。2倍になったら150.これはS85の最速と同値。
また、ヤレユータンのS実数値は80で2倍で160.これもまだまだ低い数値と言える。
せっかくバトンで素早さが上がったのだから、すこしでも素早さに振ってバトン後の動きを迅速に出来るようにするべきだった。コケコはまだしもテテフとかに普通に抜かれて殴られるのは辛い。
2.技の調整不足
これもイーブイの技についての反省点。
どうせ攻撃する機会なんてないだろうとイーブイにつぶらなひとみを入れていたのだけど、この枠を恩返しにしておけば適応力の効果も合わせて結構戦えたんじゃないかという場面が何度かあった。
やはり挑発で機能停止になるのは辛い。っていうかつぶらなひとみを特に使わなかった。
3.見通しの甘さ
はい本題入ります。
この構築、そもそもが味方が守って安全な状態でツボを突く、というコンセプトなのだけど、まず毒状態になるために一度ぶんまわすをしないといけない。
このぶんまわすのターンにめちゃくちゃワルビアルがボコられるのだ。
なんでだ…ドヒドイデが何するかわかんないからこっち攻撃するだろ…しないか…しないな…。
実はこれは内緒の話なのだが、ドヒドイデはこおりのいぶきを覚えるので守ってる間に安全にツボを~というのが意味をなしていないのならこっちで起動した方がいいという話になってしまう。悲しい。
トーチカにぶんまわすをして毒になって守って岩Zという流れは綺麗だけど、さすがに対戦相手が人間である以上、まあそんな上手い話はないということであった。
守ってる状態でツボが起動出来るのは強いはずなんだが…。
やはりZ技は相手に撃たないといけないのかもしれない。
ちなみに一応本来の想定だとポリ2とかの火力のないやつ相手には成功するはずだったのだが、どうにも火力の低いポケモンが環境に少ないというか、ワルビアルの耐久が低すぎてポリ2の冷ビクラスで普通に致命傷という問題があった。
ちなみにその後はトーチカの毒ダメージで倒れていきました・・・・・・。
反省点のないポケモンはドーブルぐらい。ドーブルの使い方は間違えなかった。
今のところ7世代で使ったポケモンのなかで一番手になじむ…。
おわり
・ツボはもっと簡単に突こう
・イーブイドーブルはガチで強い
・つけあがるビアルも悪くないっていうか普通に強い。ツボよりこっちかも。
・Z技は敵に撃った方が強い
こんな感じのことがわかりました。
これからのバトルの参考にしていきたいと思います。
しかしイーブイ強かったな…。
これイーブイ使えば好きなポケモンにバトンさせて活躍させる、みたいなのかなり自由に出来そう。
とはいえのべ13分ちょいイーブイのナインエボルブーストを見たのでしばらくはもう見たくない。長いよ…。
では
ミ・3・ミ ~Z <ナイスクリスマス!
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